第二次M2-XFE会戦

1月2日土曜日、ニューエデンで数か月に渡って紛争を繰り広げてきた両勢力が、新たな戦いの場となるM2-XFE星系に集いました。2日前に起きたEVEの歴史上最大のタイタン戦の第2ラウンドとなるはずだったこの戦いはしかし、予想を裏切る形で進展しました。攻撃側の大部分がゲーム上の障害に見舞われ、壊滅的な損害を被ったのです。


前例のない紛争、前例のない戦闘

ニューエデンで現在進行中のこの紛争では、EVEの歴史上、前例のない規模と激しさの戦闘が幾度も発生しています。2個のギネス公式世界記録を保持している他、EVEの多くの記録を更新しており、例えば本紛争のある戦闘では、一度の戦闘としては史上最多の戦艦が沈み、また別の戦闘では史上最多のタイタンが露と消えました。

第二次M2-XFE会戦は、こうした前例のない戦闘を1つ上のステージに引き上げるものでした。戦いの主な舞台となったのはデルヴ内の3つのシステム、1DQ1-A(防衛側集結地点)、T5ZI-S(攻撃側集結地点)、そしてM2-XFE(戦場)です。プレイヤー数のピークは1DQ1-Aが4,226人でT5ZI-Sは6,723人、目標システムとなったM2-XFEについては6,739人と、FWST-8艦隊戦争の記録である6,557人の記録を塗り替えるものでした。また、3つのシステムそれぞれに援軍が集まり、EVE時間の23時23分、合計人数は最大の13,770人に達しました。よりマクロな視点で見ると、これはオンラインだった全パイロットの約35%が、わずか3つのシステムに集結していたということになります。

これは類を見ない人数です。そしてニューエデンでこれ程の人数が集まるというのは、パフォーマンスの面において未知の領域でした。紛争における両陣営、そしてCCPのどちらにとっても、このような状況でのサーバーのパフォーマンスがどうなるか予想することは、過去現在未来のいずれにおいても不可能です。


戦闘中と戦闘後の奇妙な現象

攻撃側と防衛側の各集結地点と戦場という3つのノードの内2つ、つまりT5ZI-Sと2-XFEでは、両地点に5千から6千人規模のパイロットがいたことが原因で大きな負荷が発生していました。この2つのノード間をジャンプしようとしたパイロットは、ゲームの動作が異常をきたし、応答しなくなるという現象を経験しました。率直に言えばこれは、大きな負荷がかかった2つのシステム間で大量の活動が行われたことで発生した、重大トラブルでした。

戦闘中と戦闘後の両方で、プレイヤーは通常なら考えられない現象を経験しました。例えば、艦船が消えては現れる、ジャンプトンネルを通り抜けても正しいシステムに出現できない、ゴーストキルメールを受け取る、戦利品と残骸がM2-XFEにある艦船が装備付きの状態でT5ZI-Sに存在し、艦船とモジュールが増殖する、ブリッジ機能を提供していたタイタンがブリッジ先に飛ばされる、などです。

ここ10年、大規模戦闘の規模の拡大が比較的ゆるやかだったことを主な理由として、こういった異常な現象の多くは近頃は起きていませんでした(一部の古参プレイヤーは経験があるかもしれませんが...)。しかし、今回の戦いはニューエデンで過去に起きた戦闘が小規模に思えるほどの規模でした。M2-XFEに入ろうとしたプレイヤーが全員移動に成功していたら、単一の戦闘に同時参加した人数のギネス世界記録は、およそ12,000人のプレイヤーによって倍近い人数へと塗り替えられていたことでしょう。


人口上限とプレイヤーのシステムへの進入について

現在、『M2-XFEの人口上限』について議論が持ち上がっています。ゲーム中、時間拡張システムの対象となることを避けるために人口上限が設定されているのはジタのみで、M2-XFEには人口上限が設定されていませんでした。

Max Pilots in System

人口上限が設定されているシステムの表です。対象は1つのみになっています。

プレーヤーのクライアントの通信ログに表示されていたのは、日常的に発生する標準的な通信です。クライアントは全てのジャンプとログインにおいて、行き先のシステムに人口上限が設定されているかどうかを通信で確認しており、今回は高負荷のシステムからの返信がない状態でした(人口上限は、返信を受け取れなかった様々な通信の1つです)。

人口上限が設定されていないにも関わらず、プレイヤーが当該システムに入ることができなかったのは、戦闘の規模が非常に大きくなったことが原因で起きた不幸な結果でした。膨れ上がった戦闘規模が予期せぬ結果を生み、当然のことではありますが、多くのプレイヤーが強い不満を抱えるという事態を招いてしまいました。

また、十分な時間さえあれば全てのプレイヤーがロードできたかどうかという点も議論の的となっています。前例のない状況のため、それに関するいかなる議論も仮定の話となってしまいますが、ジャンプトンネルを抜けるのを待ったプレイヤーの皆さんから、最終的に移動は完了したものの、元のシステムに出てしまったというご報告をいただいていることは確かです。


補償について

通常のポリシーに従い、カスタマーサポートは損失を払い戻したり、システム間でプレーヤーを移動したりといったことは行いません。フリート戦に関与しないことが私たちのポリシーであり、それは当紛争の両陣営からも支持されています。

私たちは、この戦闘の余波への介入をできるだけ控えるようにするつもりであり、まだ健在な船の保険金を取り上げたり、入手済みの増殖モジュールを削除したり、あるいは、戦闘を生き延びたゴーストタイタンを破壊するために格納庫に立ち入ることはありません。そのようなことがあればの話ではありますが、唯一検討の余地があるのが、ゲームに全くログインできないプレイヤーの移動措置です。ゲームにログインできるプレイヤーは、自力で移動していただきます。


結論

CCPとニューエデンのパイロットは長年の間、絶え間ない軍拡競争に携わってきました。プレイヤーが可能性の限界に挑戦する一方、私たちCCPは、ハードウェアとソフトウェアを改良し、ゲームのメカニクスを変更することで、パフォーマンスを継続的に改善しています。EVEのプレイヤーが生み出す紛争は徐々に大規模化しており、そこで起きる戦闘については週替わりで激しさと壮大さを増すということも起きています。本作が未知の領域を切り拓き続けることができているのは、そういった戦闘が起きていればこそです。私たちは全プレイヤーの努力と野心に敬意を表します。現在進行中のこの紛争は、時に両陣営に不幸をもたらすこともありますが、ニューエデンの風景を絶えず作り変え、EVE Onlineの歴史に新たな、そしてエキサイティングな物語を加えるものなのです。