「海賊の反乱」と連携 | EVE Online

「海賊の反乱」と連携

2023-10-18 - 作者 EVE Online Team

まもなくリリースされる「EVE Online: Havoc」は、2023年におけるEVEの2つ目の大規模拡張コンテンツです。この「Havocにフォーカス」シリーズの第2回では、11月14日に公開される拡張コンテンツに関してより具体的な要素をいち早くご紹介します。

「Havoc」では、エンジェルカルテルまたはガリスタスの海賊勢力と連携し、主要国家の戦域に混乱をもたらすことができます。待望のエンジェルカルテルのタイタンを含む、新しいエンジェルとガリスタスの艦船が追加されます。さらに、「Viridian」で初登場したプレイヤーコーポレーションの強固な基盤を、コーポレーション・プロジェクトの強化やAIRオポチュニティーズなどでさらに拡大しています。

EVEファンフェス2023の期間中に、エンジェルカルテルやガリスタスの海賊勢力とのカプセラの連携に関する情報、そして新しい「海賊の反乱」機能が[紹介されました](土曜日のHavocプレゼンへのリンク)。 海賊に関するこれらの新機能については、本記事や以下の動画、そして10月19日16:00 UTCに[CCP TV](twitch.tv/ccpへのリンク)上で行われるライブ配信などで詳しく説明していきます。

違法行為 – エンジェルズやガリスタスとの連携 

ニューエデンで宇宙海賊となる夢を実現させることは、多様性に富むEVE Onlineのカプセラ世界において、常に大きな一部を占めていました。一部のカプセラが国家の義勇兵やゼロセキュリティを拠点とするプレイヤーアライアンスと連携するか、ソロでの行動を選ぶ中で、ローセキュリティとその先で不法行為を楽しみ、ニューエデンに多く存在する海賊勢力による襲撃や混沌に加わるカプセラもいます。「EVE Online: Havoc」は、必要とされるスタンディングを持つカプセラに、悪名高きエンジェルカルテルとガリスタスの海賊勢力に協力する機会を与えます。

エンジェルズまたはガリスタスとの連携は、「海賊の反乱」のロイヤルティポイントなどの利点をもたらします。このポイントは「海賊の反乱」のロイヤルティポイントストアで報酬を獲得するのに利用でき、これには新しく登場するエンジェルカルテルのキズリエル級巡洋戦艦やアザリエル級タイタン、ガリスタスのアリゲーター級巡洋戦艦に加え、最近実装されたエンジェルとガリスタスの駆逐艦が含まれます。さらに、海賊と連携しているカプセラは、ザルザクシステムへのフリーアクセスを獲得すると同時に、ジョビの巨大ストラクチャ「フルクラム」への入港が可能となり、マーケットおよびインダストリーにおける特定の恩恵を受けられるようになります。一方で、海賊たちと対立する国家義勇兵と連携しているカプセラは、法を執行して海賊の脅威を粉砕する英雄としてプレイでき、所属する義勇兵のロイヤルティポイントを獲得します。

カプセラがエンジェルカルテルまたはガリスタスと -2 以上のスタンディングを持つ場合、そのカプセラは海賊グループに参加できます。これは、国家間戦争における国家義勇兵への参加、直接参加、プレイヤーコーポレーションへの参加、NPCコーポレーションへの参加とほぼ同じ形で実行されます。海賊の反乱軍に加わったカプセラは、「海賊の反乱」に参加できるようになります。

スタンディングに関しては注意も必要です。同じ所属国家に参加している他のカプセラに敵対行為を取るカプセラや、海賊の反乱アクティビティに関連した同じ海賊勢力に所属する特定のNPCに対して敵対行為を取るカプセラは、その国家や勢力とのスタンディングが低下します。エンジェルズまたはガリスタスとのスタンディングを -2 以上で維持していれば、カプセラは引き続き海賊の反乱軍に所属して、その勢力の一員であり続けることができます。

「Havoc」のリリースに先立ち、エンジェルカルテルやガリスタスに対するスタンディングを改善する必要があるカプセラを支援するために、エンジェルカルテルとガリスタスのエピックアークを調整し、30%~45%のより大きなスタンディングブーストと短いクールダウン期間(90日を14日に短縮)を提供しています。このスタンディングとクールダウンの調整は、今年の年末前に終了するため、ぜひこの機会を利用して「Havoc」と「海賊の反乱」に備えてください!

エンジェルカルテルと連携しているカプセラは、ミンマター共和国とアマー帝国の国家間戦争義勇兵と連携しているカプセラと双方向紛争状態となります。ガリスタスと連携しているカプセラは、カルダリまたはガレンテの国家間戦争義勇兵と連携しているカプセラと双方向紛争状態となります。その結果として、海賊勢力と連携しているカプセラは、ハイセキュリティに入ると、対立する2つの国家の海軍NPCによる迎撃と攻撃を受けることになりますので、常に警戒を緩めないようにしましょう!

混乱の中心 - 海賊の反乱 

ザルザクの「デスレス」に刺激されたエンジェルカルテルとガリスタスは、それぞれアマー・ミンマターおよびカルダリ・ガレンテの紛争地帯内にある不安定な宙域に襲撃を行います。11月にリリースされる「Havoc」拡張コンテンツで、カプセラはエンジェルカルテルかガリスタスと連携することで、これらの「海賊の反乱」に参加できるようになります。

「海賊の反乱」は、勝者と敗者および開始と終了が存在する独立した戦争システムです。反乱における海賊と国家義勇兵の紛争は、レース的な要素が強く、継続的な主導権争いである国家間戦争とはかなり異なるものです。

「海賊の反乱」が始まると、エンジェルカルテルまたはガリスタスの海賊の前線基地(FOB)が不安定な宙域に配置され、海賊たちがその周囲の宙域とシステムへの襲撃を開始します。襲撃の間は、コーポレーションの前哨基地や採掘フリートなどがターゲットとなり、攻撃を受けます。「海賊の反乱」の開始時、FOBが配置されるシステムを中心として、その地域の地理と境界線に応じて、反乱は周囲のシステムへと広がっていきます。反乱コンテンツが含まれる初期システムを選択した時点では襲撃は始まっておらず、警備部隊も出現しないため、カプセラには艦船を配備したい場所に移動させたり、危険を避けるために行動したりする時間があります。その後、海賊と連携しているカプセラは自らの行動を通して、反乱がより多くのシステムに広がり続けるように支援することができます。

「海賊の反乱」の影響範囲内にあるシステムは、カプセラの行動によって影響を受け、混乱か鎮圧またはその両方のレベルが変化していきます。海賊たちが犯罪行為を行うほど、犯罪レベルが上がり、それが反乱の影響範囲内にある各システムの混乱レベルを決定します。一方で、国家義勇兵と連携しているカプセラは、法執行のための行動に参加することができ、それが成功すればシステム内の鎮圧レベルが上昇します。混乱か鎮圧またはその両方の段階を含む、個別のソーラーシステム内での反乱の全体的な進捗は、ゲーム内の反乱UIで確認できます。

システム内の混乱レベルが上がると、宙域の性質を変化させる様々なボーナスが付与され、その効果は累積します。このボーナスの目的は、法と秩序が破壊される感覚や、海賊たちが無法状態を楽しむ雰囲気がもたらすことです。ボーナスの効果には、PvPキルで得られる戦利品の増加といシンプルなものから、システム自体のセキュリティステータスの低下を感じさせるより複雑なものまで用意されています。

混乱が最大レベルに到達すると、影響下のローセキュリティシステムがゼロセキュリティシステムのように感じられるようになります。これは、ワープ妨害バブルランチャーやワープ妨害型駆逐艦のバブル、ボムランチャーが使用可能になることで実現されます。同じように、最大レベルの混乱状態にあるハイセキュリティシステムがローセキュリティシステムのように感じられるようになります。これは他のカプセラへの敵対行為の結果が、犯罪者タイマーではなく、容疑者タイマーになることで実現されます。これが意味するのは、最大レベルの混乱状態にあるハイセキュリティシステムで、CONCORDがその敵対行為に対応しなくなるということです。ただし、カプセルへの敵対行為には引き続き犯罪者タイマーが適用され、CONCORDが対応します。これにより、混乱状態にある宙域は、ニューエデンの他の地域とは雰囲気が異なってくるでしょう。

反乱システム内で鎮圧レベルが上昇すると、カプセラは独特の影響を感じることになります。この場合、鎮圧とは法が執行されているということなので、より安全になるということです。国家義勇兵と連携しているカプセラが、「海賊の反乱」が起きているシステムでアクティビティを完了することで、鎮圧のレベルが上がり、異なる効果のセットが適用されます。この鎮圧効果は、混乱と鎮圧の同時競争の仕組みにより、すでに適用されている混乱効果に加えて適用される場合があります。鎮圧効果には、CONCORDが海賊に対する懸賞金を増やすことや、義勇兵へのボーナスが含まれます。このボーナスには、システム内でのPvPの性質に影響を与える変化となり得るものも含まれます。鎮圧レベル5では、強化されたセントリーガンによってシステム内のゲートとステーションがより安全になります。

システムが完全な混乱状態になると、海賊は反乱の全体的な進捗に対してポイントを獲得します。システムが完全に鎮圧されると、義勇兵勢力が反乱の進捗に対してポイントを獲得します。鎮圧のために戦っている勢力が目標ポイント値に到達すると、海賊のFOBが脆弱になります。アップウェルストラクチャと同じように、海賊のFOBは1回限りの強化タイマーを持つため、まずはシールドを破壊する必要があります。その後、カプセラは改めてストラクチャを破壊することになります。海賊が目標ポイント値に到達すると、大量のLPを獲得してシステムを去り、次の反乱で混乱を起こすことになるでしょう!さらに、反乱中にFOBが配置されているソーラーシステムの所有権を奪った後、海賊が反乱に勝利して去ると、占領されていたシステムは脆弱なインフラストラクチャハブを持つ弱体化したシステムとして返還されるため、敵対国家の義勇兵によって奪われやすくなります。

システムが混乱していく中で、その混乱は地理的な周囲に広がっていきます。海賊が攻撃しているシステムと反乱の影響下にあるシステムは、自然に広がっていきますが、その一部はカプセラの行動により反乱システム内で完遂されたアクティビティによって方向性が決まります。混乱はアクティビティが実施されたシステムに隣接した場所に広がる可能性がありますが、それが不可能な場合、反乱ゾーン内の他のシステムに隣接して発生する可能性があります。相対的に静的な国家間戦争の戦域と比較して、反乱の戦域はより動的で柔軟性があり、出現するたびに変化するもので、その宙域の地理を活用して独自で興味深い状況が毎回作り出されます。

「Havoc」における、「海賊の反乱」と、エンジェルカルテルおよびガリスタスと連携する機会は、カプセラが海賊としての夢を実現し、国家間戦争における不安定な戦域内の綻びをさらに拡大させることを可能にします。同時に、国家と連携しているカプセラには、これらの地域を守り、前線に向かってくる犯罪の波を食い止める機会がもたらされます。両陣営が自らの目的のために戦い、勝利すれば大きな報酬を獲得することができます。ぜひ、10月19日にシンギュラリティテストサーバーで開催される大規模テスト に参加して「海賊の反乱」機能を試し、混乱状態に陥ったニューエデンがどのようなものになるかを確認してみてください。「Havoc」は11月14日にリリースされます!