EVE Online 2022年のアップデート- ファンフェスへの道 | EVE Online

EVE Online 2022年のアップデート- ファンフェスへの道

2022-02-15 - 作者 EVE Online Team

こんにちは、カプセラの皆さん

2022年になってから6週間が過ぎたところですが、EVEにとってはすでにエキサイティングな年になりつつあります。そう、ファンフェスがEVEの19周年の記念日に開催されますが、その精神に触れていただけるよう、現在からレイキャビクで音楽イベント「Party At The Top Of The World」(こちらについては今後本ブログにて取り上げる予定です)が開催される5月6日から8日までの間、数多くの重要なアップデートが登場します。

その前に、これまでのEVEの2022年を簡単に振り返ってみましょう。2022年は、多くの方にとってサプライズだったであろう、EVE Online x Doctor Whoのクロスオーバーイベント「星の海での邂逅」で幕を開けました。話題を呼んだ幕開けに続き、カプセラの皆さんがガリフレイを目指すという類を見ないイベントを体験する中、コミュニティが大盛りあがりとなったことをとても嬉しく思っています。

ハッキングアクティビティのここ数年のEVEの水準を超えるほどの急増も、この盛り上がりを裏付けています。もちろん、このイベントにより大量の新規プレイヤーがニューエデンの住人となったことの影響もあるでしょう!

2月1日に2つの世界を繋ぐゲートが閉じるまでの間、EVEや小粋なアパレル、Doctor Whoのミーム、そしてニューエデンにおいて異世界の軍勢とじかに戦った経験についてフーヴィアンたちが語る、様々な配信を視聴できたことはとても楽しい体験でした。このイベントにより、私たちはEVE Onlineを新たな視点で見ることができました。また皆さんにも、今後のEVEのイベントについて大きな期待を持っていただくことができました。

ファンフェスへの道

今後数か月、EVEではバランス変更や新規プレイヤーを対象とした機能、そしてCCPが4年(!)ぶりに皆さんをレイキャビクに迎えるファンフェス2022に先がけたイベントなどを含め、多くのアップデートが行われます。

新規プレイヤー体験 - ミステリアスな採掘アドベンチャー!

新規プレイヤー体験に対し、ミステリアスな採掘アドベンチャーで最初の数時間のゲームプレイが大きく変わるアップデートを実施中です。EVEの入門編の一部であるこのアドベンチャーにおいて、プレイヤーの皆さんは陰謀に満ちた採掘遠征へと赴き、AIRに関連したストーリーを垣間見ることになります。オーラに加えて新登場のエリアス・ペルトンネンと共に、魅力的なストーリー仕立てで採掘とEVEの経済の基礎を学べるでしょう。

採掘アドベンチャー以外にも、EVEに存在する無数の選択肢を把握し、ニューエデンでの天職を見つける役に立つ機能を開発中です。この機能はこの冬の後半にリリース予定です。

軌道上の交戦宙域

私たちはプレイヤー所有の税関(Player Owned Customs Office=POCO)に関連する新たな動きを認識しており、POCO戦について今後、クオリティ・オブ・ライフに関するいくつかの小さな変更を行います。シールドの実行HPの大幅削減(10,000,000を500,000に変更)、そしてオンライン化のディレイの増加などにより、ハイセキュリティ宙域でPOCOを維持するメリットを残しつつ、POCO戦における攻撃側と防衛側の公平さと楽しさを同程度にすることが私たちの目標です。

宇宙の映り込み – 追加のグラフィックアップデート

昨年のEVEの色彩がさらに豊かに に続き、今年3月にグラフィックの大幅変更が行われ、リフレクションの品質が向上します。

現時点でのEVEにおけるリフレクションは、完全にその場の背景をベースにしています。ここで言う背景には星雲や遠くの天体が含まれているものの、至近の環境は含まれていません。3月の変更では、リフレクションが周囲の宇宙空間に存在するストラクチャやエフェクト、そのほかの重要オブジェクトを含めるようになります。これにより没入感が増し、たくさんの素晴らしい要素が表示されるようになります。

季節の変わり目に

ガーディアンズガーラが、新たな要素を引っさげ戻ってきています。スコープの最新エピソードでアルトン・ハヴェリが報道しているように、海賊勢力のサーペンティスとエンジェルカルテルによって圧縮技術のプロトタイプが強奪されていることから、今年の祝賀イベントは例年以上の盛り上がりを見せています。

また5月のファンフェスの中で迎えることになるカプセラデーに先がけ、昨年初めて開催されたフレンドシップウィークとザ・ハントが今年も4月に開催されます!

協力しての圧縮

強奪された圧縮技術についてもご紹介しておきましょう。昨年末、私たちはEVE Onlineの採掘とインダストリーに関する大規模アップデートをお知らせしましたが、その中に新方式の資源圧縮も含まれていました。そして全機能がテストサーバーのシンギュラリティに実装されると、変更案に対して貴重かつ重要なフィードバックが大量に寄せられ、私たちはそれらを構想を取り込みました。

インダストリーはEVEの経済の屋台骨であり、その機能を、インダストリアリストたちが現在どのように使用しているかを理解することは重要です。ステーションやストラクチャでは現在、アステロイド鉱石やアイスを無損失で圧縮することができます。私たちはその使い勝手を維持しつつ、さらに宇宙での圧縮でも同じことができるようにするつもりです。

同じことができるように、というのは文字通りの意味です。つまり、インダストリアルコアを起動中の指揮型輸送艦と同じフリートに入っている状態で宇宙空間にいる場合、カーゴホールドの中にある任意の量の資源を即座に圧縮することができるようになります。そしてステーションやシタデルでの圧縮については変更を加えません。

この圧縮に関するアップデートを再度皆さんと共有し、フィードバックをいただく準備はすでに整っており、2月17日からシンギュラリティでテストできるようになります。掘り下げるべき項目が多いため、本アップデートのテスト開始に合わせてフォーラムに詳細を投稿いたします。これまでと同じく、皆さんからのフィードバックは重要で、諸々の変更点が確実にニューエデンに良い影響を与えるようにする上で欠かせない要素です。

詳細は追ってお知らせしますが、本アップデートの概要は以下の通りです。

• 圧縮がよりソーシャルな能力になります。指揮型輸送艦(ロークアル、オルカ、そしてポーポイズ)が新たなモジュールを利用可能になり、それにより周囲の全フリートメンバーが各自の資源を即座に圧縮できるようになります。 o この遠隔圧縮は、200 km超という長距離を隔てていても利用可能です。 • 新たなモジュールを使うことで、要望が多かったガスと衛星鉱石資源の圧縮が可能となります。 • ポーポイズはガスとアステロイド鉱石を、オルカとロークアルはどちらも全ての資源(ガス、アイス、アステロイド鉱石、そして衛星鉱石)を圧縮できるようになります。 • 圧縮は、引き続き無損失で行えます。 • 高い能力を持つ採掘船と輸送船がより効率よく協力できるよう、ジェット缶の容量が2倍になります。

見ての通り、圧縮モジュールを起動した艦船の範囲内にいる限り、宇宙空間での資源圧縮はボタンをクリックするのと同じぐらいの簡単仕様で、かつ引き続き無損失で行えます。今週中にフォーラムにて詳細をお知らせするのを楽しみにしています。

これらの圧縮に関するアップデートのほかに、皆さんに喜んでもらえるであろうバランス変更も行いますよ😉。

輝かしき戦艦

私たちは戦艦が大好きです。そして皆さんもそうあることを知っています。戦艦はEVEでも一二を争うほど多用途な艦種で、過去には信じがたい偉業と伝説的な戦いを幾度も打ち立て、繰り広げてきました。現在も戦艦は現役ではあるものの、積極的に起用するには機動性と生存能力に欠けてしまっています。私たちは、それを変えたいと考えています。

具体的には、全ての戦艦にアーマープレートの有効性を50%、シールド拡張器を100%強化する新たな性能ボーナスが追加されます。 同時に、大型マイクロジャンプドライブのクールダウン時間が大幅に減少します。この変更は、勢力別戦艦や襲撃型戦艦、光学迷彩型戦艦などを含めた全ての戦艦に適用されます。戦艦を使って皆さんが繰り広げる、新たな戦闘や物語を目撃するのを楽しみにしています。

CRABの季節到来

CONCORDローグ解析ビーコン(Concord Rogue Analysis Beacon=CRAB)は、主力艦の所有者にとって魅力的な選択肢となることに成功し、順次、大物が狩られています。ただし、私たちはCRABの収益性には発展の余地があると考えており、ビーコンのLPコストを減少させ、1回毎に得られるローグドローンの侵食データの量を増加させる予定です。

強化隔壁 – 局所攻撃へのアップデート

局所攻撃の登場時、全てのモジュールで得られるレジスタンスボーナスが変更されました。これは、当時はスーパーアンブレラが猛威を振るっており、主力艦の影響力を軽減しつつ戦闘で劣勢に立たされた側のキル獲得チャンスを増やすことが目的でした。無敵の戦力補助艦がそこら中に存在するような状態ではなくなったのは歓迎すべきではあるものの、ワームホールやローセキュリティ宙域など、一部のゲームプレイスタイルにおける人気戦闘メタの一角が消えてしまったことは事実です。両宙域を最高の状態にすることを目指し、以前の状態に近づけるために局所攻撃に変更を加えるアップデートを実施します。この目的のため、レジスタンスモジュールは失ったレジスタンスの半分を再取得します。

この変更により、一層特化した装備やドクトリンが可能になるだけでなく、あらゆる戦闘エリアにおいて艦船の多様性を向上させることができます。

ロークアルによるホットドロップ

3月のアップデートに続き、ロークアルのパイロットが付近の採掘船をコンジットジャンプさせられるようになる、インダストリアルジャンプポータルジェネレーターを登場させる予定です。このモジュールは光学迷彩型戦艦のジャンプポータルジェネレーターに似た機能を持ち、衛星採掘事業などを迅速に展開できるようになります。

設計図に関する変更

ウィンターステータスアップデートでお知らせしたように、私たちは勢力専用艦や攻城艦を始めとした主力艦が活用され、上手く組織化された「攻城艦ボム」などの方法を通じて戦場で華々しい戦果を上げられるようにしたいと考えています。その目的の範囲内で、ファンフェスに先がけて設計図が必要とする資源が更新されます。

ストラクチャアップデートが間もなく登場

最初のストラクチャがリリースされた2016年に、宇宙の仕組みが大きく変わりました。このメタ変更の複雑さを把握することは、当時はほとんど不可能でした。私たちはリリース以来多くを学び、数多くのアップデートを行ってきました。4月のアップデートでは、様々な根本的な仕組みとストラクチャモジュールにストラクチャにメスを入れ、新たな変更を加える予定です。諸々の変更点については、実施日が近づくのに合わせてご紹介いたします。

ファンフェスとその後

ファンフェスまでのお楽しみはたくさんありますが、クアドラントはどうなっているのか気になっていませんか?よくぞ聞いてくれました!

今年スタートするアップデートには、クアドラント(四半期毎)のテーマは存在しません。これは丸々2年間を経て、クアドラントの良い所は残しつつ、それを「トリグラビアンの侵略」など過去の取り組みやエキスパンションから得た教訓と組み合わせることで、クアドラントを新しい何かへと進化させる決断を下したことが理由です

クアドラントの成果は上々で、その過程で私たちは多くを学ぶことができました。しかし今後のことを考えると、クアドラント以上のスパンで対処したい、より大きなスケールのテーマが存在しています。そのため、学んだことを活用して新たな時代へと突入するには今が最高のタイミングなのです。

これまでの3か月サイクルよりも大規模で包括的なストーリー体験で構成される新たな枠組みの中でも、イベントやバランス変更、ゲームプレイのアップデートなどは引き続きハイペースで提供いたします。リリースのペースと斬新なコンテンツという点は変わらず、より大規模なプロジェクトを達成するための柔軟さがEVEに加わるものとお考えください。ニューエデンで紡がれる物語を発展させる、包括的ストーリー体験の一部であることから、エキスパンション、クアドラント、そして「トリグラビアンの侵略」などのイベントの間を取った折衷案を実現できるでしょう。この点については、ファンフェスが行われる5月6日から7日にさらに深く掘り下げ、EVEプレイヤーである皆さんの体験への影響についてご紹介いたします。

ファンフェスと言えば、歴史に残るものにすべく準備中です。不明点がある場合はファンフェス公式サイト(リンク)を確認するか、私たちにご連絡ください!4年の時を経てレイキャビクを訪れるEVEプレイヤーの皆さんと一緒に週末を丸ごと楽しめることに、EVEチーム一同はワクワクしています。

ファンフェスまでの間も引き続きEVEを楽しんでプレイしていただけるよう、これまでと同じく絶え間ないスケジュールでアップデートのリリースや、イベントの主催などを行っていきます。

カプセラの皆さん、5月にお会いしましょう。それまでの間、良き航海を!